
頭皮の構造で大事なことは皮膚の厚みです。
皮膚は表皮と真皮で約2ミリ、これは毛根の深さと同じ位です。
表皮は0,2ミリで太い毛の2倍位です。
表皮は下から基底層・有棘層・顆粒層・表面が角層です。
角質層は0,02ミリの薄さの膜で体を護る防御の働きがあります。
この薄さは20ミクロンで髪の標準の太さ80ミクロンの4分の1です。
角層では表面の皮脂膜と角層の細胞の中の保湿因子と細胞の間にある細胞間脂質セラミドは防御の働きをしています。
角層は15層位の角細胞からなり、その細胞間に脂質セラミドがあり、水分を含めた物質の浸透を防ぐバリア作用があります。

スキャルプケアの大事なことは角層を健全にしてバリア作用が十分に働くようにすることです。
角層は薬品などの化学作用には強いが、掻いたり、こすったりする外力などの物理作用などには弱いのです。シャンプー剤はリンス剤、トリートメント剤、パーマ剤、カラー剤などの薬粧品などの影響も常に考えておかなけらばなりません。
育毛剤のアルコールもトラブルの原因になることが多いことも知っておいてください。
育毛のとき、毛根の部分の手当に集中していますが、頭皮全体の機能を考える必要があります。
頭皮の病的老化に対する対処が育毛の大事なことと考えています。

脱毛については間違った常識があるみたいです。
毛が抜けると抜けた数だけ少なくなると思っている人が多く見られます。
つまり脱毛によって毛が少なくなって薄くなると考えています。
毛は抜けても基本的には生えかわってきます。
髪の数は変わらないのです。

自然脱毛は毛周期の中で一定のリズムで抜けかわります。
そしてほとんど細くなりません。
一方異常脱毛は毛根の異常から成長期の期間が早まり、抜けます。
次に生え変わってくるときは細くなります。
さらに毛周期が短くなり、細く長く伸びなくなります。
最後には肉眼では見えないような産毛になり、ハゲた状態になります。
このような状態になるのは異常脱毛が始まってから10年から15年くらいかかります。
若い人ほど短期間で薄くなります。
薄くなるには時間がかかり、徐々に薄くなるので回復させるには時間がかかるはずです。
そのため、いかに早く異常脱毛を発見して手当を始めるかが重要です。

ヘアケアはシャンプーが一番大切です。
ところがシャンプーほど誰でもほとんど毎日行っているのに正しい知識を持って正しく行われていません。
シャンプーの対象になる頭皮、毛髪の状態や目的にあったシャンプー剤を使うことが必要です。
シャンプー剤の成分では主成分である界面活性剤の種類が問題です。
どんな界面活性剤を使っているか、確認して使いましょう。
シャンプー剤の働きは洗浄することですから、頭皮と毛髪に損傷を与えないことが第一です。
色々な添加物を使っているものがありますが、頭皮にはほとんど必要がないので、できるだけシンプルなものがよいのです。
髪の状態に応じたシャンプー剤は添加物が頭皮のためには良くないものが多いので注意する必要があります。
育毛用のシャンプーは育毛効果があるという成分が使われているものが多いが、添加物より洗浄力の方が頭皮に対して影響が大きいです。
スキャルプケアの場合は毎日シャンプーをするので洗浄力の強いシャンプー剤は必要なく、石鹸系・天然アミノ酸系や洗浄力のマイルドなシャンプー剤がよいでしょう。

@頭皮にあってシャンプー剤を選び、できるだけ少量にすること。
Aシャンプー剤を直接頭皮につけないこと。
B髪を濡らしておいてシャンプー剤を髪につけて泡立ててから頭皮を洗うこと。
C頭皮を強くこすらないで、頭皮を動かすようにマッサージすること。
Dシャンプー剤が頭皮に残ることが一番良くないので充分に時間をかけて流すこと。

育毛剤はほとんどの場合、薄くなった状態で使われています。
そしてなかなか効果が出ません、育毛剤は内容成分には育毛効果があるものが使われているが、効果が出ないのは外用剤のため浸透しないからです。
育毛剤は有効成分が問題になっています。
例えばリアップの有効成分はミノキシジルですが、その効果について色々いわれています。
その効果は頭皮に浸透してはじめて効果が出るのですが、実際には浸透しなければ効果が出ないのです。
現在、育毛剤は研究、開発が進み、色々なタイプのものが販売されています。
成分から見ると効果がありそうですが、その育毛剤に効果を出させる使い方が重要です。

@育毛剤の内容成分からあったものを選ぶ。
A効果があるか確かめるために同じ育毛剤を3〜6ヶ月は使ってみる。
B育毛剤が浸透するような使い方をする。
・頭皮、特に毛孔の皮脂を取り除く
・頭皮の血行をよくする
・1度にいっぱいつけないで、つける回数を多くする
・つけた後マッサージをして浸透を促す
C浸透効果を上げるためにシャンプー・マッサージ・スチーミングなどを組み合わせる